伝三坂・天満

この地域は天満(てんま)と呼ばれています。

何故、天満なのか判りませんが、文字通り空に星が満ちる場所でもあります。冬の深夜は南極老人星のカノープスを見ることが出来、春夏秋冬、銀河が天頂近くにくると天の川を楽しむことができます。

この地を合宿に選ぶ理由は星が綺麗だからという事で選ぶ学校関係者も多いそうです。夏は都会で見ることの出来ない星空をゆっくりと満喫する事ができます


伝三坂は映画の風景の一コマにもなっています。 映画「浮草」に数多くの場面が登場します。


おびや坂・山崎

おびや坂付近は山崎と呼ばれています。

この坂から姓を名乗る人もおり、坂の中程が坂中さん、坂の下が坂下さんなどと名乗っています。

また、天白もこの地方独特の姓です。

天白とは古い言葉で、「太一」と「太白」を合わせた言葉です。「太一」は北極星、「太白」は金星を表します。

仏教では、「太一」を「大日如来」、「太白」を「虚空蔵菩薩」とし、神道では「太一」を「天照大神」、「太白」を「素戔嗚尊」としています。

 


東洋のニースと東海の尾道

この街は、「東洋のニース」、「東海の尾道」とも呼ばれています。

ヨーロッパを旅行した絵かきさん、映画監督などから、町の表情がフランスのニースに似ているところからつけられた名前です。

どこがニースに似ているかと言うと、多くの軒が並び、少し高台に上がると家の一軒一軒の表情が見えることからつけられた名前です。

また、東海の尾道は、尾道市同様、細い坂が多く、映画監督などから付いた名前です。

尾道映画で有名な小津安二郎監督はこの町で「浮草」を撮影しました。

また、近年公開された「小さき勇者たち〜ガメラ〜」の撮影に選ばれたのも、独特の軒並みの風景からです。


天白・港の一望できる場所

 


石工の町と波切石

波切は石工(いしく)の町としても知られています。

現在は産することはありませんが、この地域からは良質の石材が取れ、波切石(なきりいし)と呼ばれていました。

波切石は、玄武岩のような硬い石で海底から押し上げられた岩が砕けた石です。

これらの石を使い江戸時代以降の町が形成されていったわけです。

これらの石で作られた石垣は、宮山の石垣、大慈寺、仙遊寺の石垣、宮山の石垣、おびや坂などに現在も見ることができます。

波切の石工は全国を渡り歩き、活躍しています。大阪花博、乗鞍岳山頂畳平の石垣などは波切の石工の作によるものです。

現代の作品は、花崗岩を使用し、観光協会横の駐車場、波切漁港、船頭の浜などで見ることができます。