伊勢の海の 海人の島津が 鮑玉 採りて後もか 恋の繁けむ

風波が収まる朝凪、夕凪の際、波間に揺られている海松を詠んだ歌です。


海松

波静かな英虞湾、五ヶ所湾の深い所に産する海藻です。志摩ではこの2箇所でのみ採取されます。

英虞湾では5月頃採取されます。この頃は朝凪、夕凪で海面が鏡のようになります。

大王町では船越で食される珍味です。


万葉集の時代の海産物

この時代の産物は多彩で、鰹、煎り海鼠(きんこ)、海松、角又海苔(ひじき)、荒布(あらめ)、真珠、亀甲、その他数多くの物を送っていました。鰹は都で、堅い魚が訛って鰹と名が付いたそうです。